茅葺屋根工事
メインの事業である茅葺屋根の修繕工事はこれまで10年以上にわたり、全国各地の茅葺屋根の修繕を手掛けてまいりました。始まりは小さな取り組みでしたが、徐々に仲間も増え、その魅力に取り憑かれた私たちは、古き良き技術を守りつつ新しい技術を積極的に取り入れ、新しい時代に相応しい茅葺屋根を提供することに全力を注いでいます。
茅葺屋根とは
茅葺屋根（かやぶきやね）とは、天然の茅（かや）を使用して屋根を葺くこと、またはそのように葺かれた屋根を指します。古来より、日本をはじめとする多くの国や地域で広く用いられてきた伝統的な屋根材であり、その美しさと自然材料の使用による環境配慮から、現代でも尊重されている建築技法です。
茅葺屋根は、天然素材のため断熱性に優れ、夏は涼しく冬は暖かいという特性があります。また、茅自体が湿度を調整する性質を持っているため、室内の湿度を適切に保つ助けにもなり、省エネで地球にも優しく再び注目を集めてきています。
茅葺屋根修繕工事の概要
茅葺屋根の修繕工事は、一見すると単純な作業のように思えますが、その作業1つ1つには様々な技術や培ってきた知識が詰め込まれています。既存の茅葺屋根を取り外し、新しいものを取り付けるだけでなく、下地に問題があればその部分も修繕します。そして、我々は屋根のことだけでなく、建物全体に対する広範な知識を活用し、全体の強度と耐久性を保証します。
衰退の一途をたどる茅葺屋根技術
生活様式の変化や職人の減少、そして一番の要因として新築建物の屋根材として使用が認められていないことが挙げられます。これらの理由から茅葺屋根工事は徐々に衰退しています。しかし、その一方で、私たちはこの伝統的な工法を守り、廃れさせたくないという強い思いを持っています。また、その美しさと環境に配慮した素材の活用は、現代の社会において新たな価値を見出すことが出来ると信じています。
茅葺屋根の可能性
茅葺屋根は、持続可能な建築材料としてヨーロッパの団体や企業などから注目され、支持を受けています。この自然素材は環境問題に対する大きな解決策となる可能性を秘めているからです。そのため、私たちはこの素晴らしい資源を活用し、より多くの人々が茅葺屋根の魅力を理解し、発展させていけるように取り組んでおります。
「花乃街」の強み
花乃街の特徴は建設会社・建築士事務所を併設している点です。これにより、私たちは屋根単体だけでなく、建物全体から見た屋根の観点から様々な施工を行うことが出来るのです。知識や経験を駆使し、昨今の自然災害に見舞われる日本の現状にも負けない、強い屋根として修繕する。この技術力は非常に重要な価値を持つと自負しています。
メインビジョンの取付工事
茅葺屋根工事だけでなく、私たちは全国各地の建設現場で大型ビジョンモニターの取付も行っています。茅葺屋根の修繕工事に次ぐ、主力の事業であり、大手メーカー様からの信頼を頂き様々な施工に携わっております。この施工に関しても今までに培ったスキルや知識を反映させ、様々な要望にも柔軟性を持ち高品質な施工をお届けしております。
今と過去の技術を繋げる
茅葺屋根の修繕と大型ビジョンモニターの取付工事。これらは一見すると全く異なる業務に見えるかもしれません。
私たちが行うすべての施工には、物事の本質を深く見つめ、解決策を見つけ出すという共通の考えが根底にはあります。これらの業務は、私たちが目指すところ、つまり古い技術と新しい技術を結び、それぞれの価値を尊重し、また新しい価値を創造する。それが企業としての理念そのものだとも言えます。
